地震に関する用語解説
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地震はどうして起こるの?

■地震はなぜ起きるの?

 地震は、地球の表面を覆っている『地殻(プレート)』や『断層』が動くことにより発生します。
 プレートとは、地球表面を覆っている大小10枚程度の板状の岩盤のことをいいます。そして、断層とはこのプレート上にあるキズのようなものです。このキズは、プレートの運動によりプレート内部に過剰な力が加わったために出来るものです。
 日本の周辺にはプレート境界があり、プレート運動による地震が発生しやすい条件にあります。
 また、日本国内には活断層が多数分布しており、断層運動による地震も発生しやすい条件にあります。
 一般に、日本付近で発生する地震はその発生要因から以下の4タイプに分類されます。
 【海洋部】
 @深部のプレート内地震---例)釧路沖地震(1993.01.15)
 A浅部のプレート内地震---例)北海道東方沖地震(1994.10.04)
 Bプレート間地震---------例)三陸はるか沖地震(1994.12.28)、北海道南西沖地震(1993.07.12)

 【内陸部】
 Cプレート内直下型-------例)兵庫県南部地震 (1995.01.17)


地震のタイプ(朝日新聞社、1995)

■活断層とは?

 「活断層」という言葉は、1920年代初期に使われ始めた言葉です。
 断層の中で将来ズレ動きそうな断層を活断層と呼びました。
 日本の活断層研究会は「最近の地質時代(200万年前から現在まで)にくりかえし活動していて、将来また活動すると考えられる断層」を活断層としています。
 地震は、火山性の地震をのぞいて、断層の運動によって起こります。

■地震発生のメカニズム

 地震が発生する原因は、岩盤に蓄積されたひずみエネルギーです。
 地震はこのエネルギーが岩盤の破壊強度を超えたときに断層を動かし、破壊の過程で放出された衝撃波が地表面まで達して地震動(揺れ)を起こします。
 地震の発生には、断層の活動が大き関わっており、「断層が動くことによって地震が起きる。」と表現することもあります。

■なぜ日本は地震が多いの?

 日本で地震が多い訳は、プレートテクトニクスという理論によって説明されています。
 地球はいくつかの地殻のブロックに分けられ、ブロックの中央では新しい地殻が形成され、ブロックの境界では古い地殻が隣接した地殻の下へ潜り込んでいます。
 このような沈み込み帯では、圧縮方向の応力がかかるため、地震の多発地帯となっています。
 日本はちょうどこのようなプレートの境界に位置するために、地震の多発地帯となっているわけです。
 台湾やトルコもこのようなプレート境界に位置しています。

■地震は予知できるの?

 また、過去の地震記録や活断層の分布から、地震の起きやすい地帯もおおよそわかっています。
 しかし、何時起きるのか?つまり、地震の予知については、現在の技術では難しいと考えられています。
 そこで、地震のおそれがある地帯では、地震が起きたときにできるだけ被害を小さくするような対策が考えられています。
 普段から防災に心がけ、いざというときの備えと心構えが大切です。
参考文献:「活断層=地震の謎を探る」金子史朗・「活断層」松田時彦
震度ってなに?

■震度ってなに?

 震度は、地震の“揺れ”を各地域毎に数字で表したものです。
わが国では、気象庁が1949年に決めた、以下の震度階がこれまで使われてきました。
震度 体感震度
0 無感
1 微震
2 軽震
3 弱震
4 中震
5 強震
6 烈震
7 激震
現在(1996年4月から)は、“計測震度”が使われており、以下の震度区分となっています。
計測震度 震度階級
0.0〜0.4 震度0
0.5〜1.4 震度1
1.5〜2.4 震度2
2.5〜3.4 震度3
3.5〜4.4 震度4
4.5〜4.9 震度5弱
5.0〜5.4 震度5強
5.5〜5.9 震度6弱
6.0〜6.4 震度6強
6.5〜    震度7

■震度表示のもとになる“揺れ”はどうやって計測されるの?

 これまでは、地震時の体感や建物などの状況を示した震度階の説明と参考事項をもとに、気象台や測候所の担当官が震度を決めていたのです。
 しかし、現在の“計測震度”では多くの地点で客観的な震度を迅速に決めるために、震度計による震度(計測震度)を全面的に採用し、体感による震度決定を廃止しました。
 新しい計測震度は、従来よく行われていた地震動の最大加速度をそのまま震度に換算したものではなく、加速度記録にフィルター処理を施したうえ、振動の継続時間なども考慮して決められます。

■マグニチュードとは?震度とどう違うの??

 『マグニチュード』は、震源における地震のエネルギー(規模)を表すものであり、1地震に対して必ず1つの数値となります。
 これに対して、『震度』はある地点における揺れの大きさを表すものであり、1地震に対して各地域により震度は異なります。
 例えば、東京で地震が発生したと仮定します。この時の地震の規模は、M7.9でした。これは、東京でも大阪でも同じ数値です。しかし、震度は、東京では震度7で、大阪では震度2といった具合になります。

液状化ってどんな現象

■液状化現象とは?

 “液状化”とは、ゆるく堆積した砂地盤が、地震動により抵抗力が失われる現象です。『砂』や『泥水』が吹き出すこともあります。
 “液状化”が発生した後には、地盤に『沈下』や『陥没』が生じます。
 この結果、地面の上に建設されていた構造物(家屋、道路、橋梁等)が破壊されたり、傾いたりする被害が発生します。

■液状化の発生メカニズム

 (1)常時(地震が発生していない状態)
 常時(地震が発生していない状態)の(砂)地盤は、砂粒子同士がくっついており、その隙間に水がある状態です。
 地盤は、この砂粒子同士のくっつきあいにより抵抗力(支持力)を発揮しています。
 (2)地震時
 地震動が(砂)地盤に作用すると、互いにくっついていいた砂粒子は離れ離れになり、水に浮いた状態となります。
 この時、砂粒子のくっつきあいが失われているため、抵抗力(支持力)を発揮することが出来ません。
 その後、時間の経過とともに離れ離れになった砂粒子同士のくっつきあいが回復されます。
 そして、砂粒子の隙間を埋めていた水が地表面に流出し、地盤沈下や陥没が生じます。

■過去の液状化発生地点

 茅ヶ崎市では、過去の地震により以下の地点にて液状化の発生が確認されています。
既存資料より

■液状化対策

 “液状化”は地震の多い日本にとっては身近な問題です。
 そして、人命や財産を脅かす重大な問題です。
 現在ではこの“液状化”に対する様々な対策方法が考えられ実施されつつあります。
 対策方法の主なものは以下のとおりです。

地震の被害と地形って関係あるの?

■地震の被害と地形って関係あるの?

 地盤には、軟らかい地盤と硬い地盤があります。
 一般的に、軟らかい地盤は地震等の外力により大きく変位します。
 これに対して硬い地盤は地震等の外力による変位は生じにくい傾向にあります。
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